陰部のかゆみ、赤い発疹、かぶれ・・・外陰パジェット病・・・
外陰パジェット病
外陰部のしつこいかゆみが初発症状です。やっかいなのはインキンタムシと間違われやすいうえに、恥ずかしいという理由で受診が遅れがちになる、他人に見せる場所ではないので家族が病変に気づかない。ということです。
初発のかゆみ以外の症状は外陰部や肛門周囲の皮膚に、湿疹やたむしに似た症状を生じます。正常な皮膚との境目が明確で、軽度の盛り上がり、赤い湿疹のような症状がでます。
パジェット病は扁平上皮(へんぺいじょうひ)に限局する腺細胞からなるがんの一種です。リンパ節転移や遠隔転移がみられるような浸潤がんが共存する場合は予後は不良とされています。
原因は明らかになっていませんが、アポクリン腺という器官の細胞が悪性化したものであると言われています。パジェット病かどうかは組織検査をしないとはっきりとした診断はつきません。長い間続いたり繰り返すような頑固な外陰部のかゆみがある場合や、外陰部にやや盛り上がった赤みを帯びた湿疹などにに気づいた場合は、婦人科または皮膚科での受診をおすすめします。